スーパー二相ステンレス(S32750)内径ホーニング加工事例

面粗度Ra0.047μmを実現した高精度仕上げ
今回は、スーパー二相ステンレス(S32750)の内径ホーニング加工を行いました。
S32750は高強度・高耐食性を兼ね備えた難削材であり、海洋設備や化学プラント、油圧機器などの過酷な環境で使用される材料です。そのため、内径寸法精度だけでなく、表面品質も重要なポイントとなります。
ワーク仕様
* 材質:S32750(スーパー二相ステンレス)
* 内径:Φ63
* 長さ:270mm
* 公差レンジ:0〜+0.03mm
ホーニング加工結果
ホーニング荒引き後から仕上げ工程を行い、内径寸法精度と面粗度の向上を実現しました。
今回の測定結果は、
Ra 0.047μm
という非常に良好な仕上がりとなりました。
一般的な精密ホーニング加工の中でも高品質な表面状態であり、摺動性や耐摩耗性の向上が期待できます。
面粗度測定結果
測定条件
* JIS2001
* カットオフ値 λc:0.8mm
* 測定速度:0.5mm/s
* 測定長:4.0mm
測定結果
* Ra:0.047μm
* 波形も非常に安定
* ピーク・谷のばらつきが少ない均一な仕上がり
ホーニング加工によって微細な凹凸を均一化し、優れた摺動面を形成しています。
S32750は通常のステンレス鋼と比較して加工硬化しやすく、切削や研削だけでは安定した面粗度を得ることが難しい材料です。
東京ホーニングサービスでは、材質特性に合わせた砥石選定と加工条件の最適化により、
* 寸法精度向上
* 真円度向上
* 円筒度向上
* 面粗度改善
* 摺動性能向上
を実現しています。
